✅ 打ち上げ成功(2026年5月22日 18:33 JST)
Rocket Lab Electron は 計画通り進行し StriX-7 を高度約572kmの低軌道に投入成功。Electron 通算88回目の打ち上げ、Synspective向け9回目のミッションを完璧に完了しました。詳細は記事末尾の結果セクションへ。
日本人投資家として注目している宇宙関連2銘柄 — Rocket Lab(RKLB、NASDAQ) と Synspective(290A、東証グロース)。この2社のコラボレーション・ミッション「Viva La StriX」が5/22に打ち上げ予定だったので見どころをまとめ、結果も追記しました。
🎯 5つの基本事実(早見表)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ミッション名 | Viva La StriX(StriX Launch 9) |
| 打ち上げ日時 | 2026年5月22日(金)日本時間 18:30(9:30 UTC/NZ時間 21:30) |
| ロケット | Electron(Rocket Lab・小型ロケット) |
| 射場 | ニュージーランド・マヒア半島 Launch Complex 1 |
| ペイロード | StriX-7(Synspectiveの小型SAR衛星)1基を低軌道(高度約572km)へ投入 |
| 結果 | ✅ 打ち上げ成功(5/22 18:33 JST) |

🛰️ ペイロード:StriX-7 とは?
「StriX(ストリクス)」は Synspective が自社開発する小型 SAR(合成開口レーダー)衛星のシリーズ名。今回打ち上げられるのは StriX-7(7号機)です。
SAR衛星の特徴は、レーダー電波で地表を観測するため 夜でも雲があっても画像が撮れる こと。光学衛星(カメラ式)が太陽光と晴天に依存するのに対し、SARは「いつでも・どこでも観測可能」が強み。日本のような曇りや雨の多い地域や、災害発生時(夜間・悪天候)の状況把握で威力を発揮します。
Synspective は2030年までに30機の衛星網(コンステレーション)構築を目指しており、StriX-7はその進捗の1機。詳しい会社概要は 「Synspective(290A)とは?」を参照。
🤝 Rocket Lab × Synspective の関係
Synspective が打ち上げを依頼するのは Rocket Lab だけ。両社は2020年から専属契約を結んでおり、今回の打ち上げが Synspective 向け9回目のミッションです。
🚀 これまでの打ち上げ実績と今後の予定:
- 2020〜2025年:8回打ち上げ済み(StriX-α・β・1〜6)
- 2026年5月22日:今回「Viva La StriX」(StriX-7)
- 2026年〜2030年:あと18ミッション契約済み(Synspective の30機体制構築へ)
Rocket Lab にとって Synspective は 長期安定顧客の代表格。SpaceX が大型ロケット路線で「一気に大量投入」型を狙うのに対し、Rocket Lab は「1機ずつ・狙った軌道へ・短期間で繰り返し」型の Electron を強みにしており、SAR衛星のように段階的にコンステレーションを構築する顧客とは相性が良いビジネスモデルです。
📊 投資家として注目すべき3つの視点
① Electron の打ち上げ実績がさらに積み上がる
Electron はこれまで 88機の打ち上げ実績を持つ世界最多の小型ロケット。今回が成功すれば実績がさらに更新され、Rocket Lab Q2 2026決算(受注残・売上)にもプラス材料となります。
② Synspective の30機構想が1機進む
StriX-7投入で Synspective の運用機数が増加。コンステレーションが増えるほど 同一地点を観測できる頻度(リビジット)が向上し、商用画像販売の単価・受注規模が拡大します。Synspective は防衛省の衛星コンステレーション事業(事業全体2,831億円)にも画像データ提供者として参画中。
③ 日本人投資家として「両方買える」コラボ
RKLB は NASDAQ上場(時価総額約11兆円)、Synspective は 東証グロース上場・コード 290A(時価総額約1,743億円)。両方とも日本のネット証券で購入可能なので、「打ち上げ側+衛星側の両方に投資する」ことで宇宙ビジネスのバリューチェーン全体を押さえる戦略もとれます。
📺 ライブ配信の見方

打ち上げの様子は Rocket Lab 公式 YouTube チャンネル等で ライブ配信されます。打ち上げ予定時刻の 約20〜30分前から配信開始するのが通例。日本時間 18:00頃に Rocket Lab 公式 X(@RocketLab)でライブリンクが共有される見込み。
気にしたい注目ポイント:
- カウントダウン → リフトオフ(18:30前後)
- 第1段 → 第2段 分離(リフトオフから約2.7分後=163秒)
- StriX-7 衛星分離(リフトオフから約1時間以内、Kick Stageで軌道調整後に分離)
🎉 打ち上げ結果(2026年5月22日)✅
✅ ミッション成功
打ち上げ時刻:2026年5月22日 18:33 JST(予定18:30から3分遅れ/NZ時間 21:33)
StriX-7 衛星:高度約572kmの低軌道に正常投入(計画通り進行)
Electron 通算実績:88回目の打ち上げを完了
Synspective 契約:9回目のミッション完了、残り18ミッション契約中
Rocket Lab公式発表:「Launch operations progressed exactly according to the flight plan(打ち上げは計画通りに進行した)」。SARアンテナ(衛星の翼を広げる工程)の展開確認は今後数日の Synspective 公式発表待ち。
投資家視点での意味
- Rocket Lab(RKLB):Electron 88回完了で世界最多小型ロケットの実績を更新。Synspective向けの安定収益が継続する材料
- Synspective(290A):9機目運用開始 → 30機構想の進捗が前進。観測リビジット改善で商用画像販売の単価・受注規模拡大が見込める
📝 更新履歴
- 2026年5月22日 夜:打ち上げ成功を反映(結果セクション追加、速報ボックスを成功表記に更新)
- 2026年5月22日 13:00:初版公開(打ち上げ前予習用)
今後の追記予定:
- RKLB・290A の株価反応(数日後)
- Synspective による StriX-7 アンテナ展開・運用開始の公式発表